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バルセロナの攻撃はまるで“無間地獄”。新エースによる「さらなる進化の兆し」とは?【欧州CL分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 本田千尋 photo by Getty Images

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UEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第1節、バルセロナ対ヴィクトリア・プルゼニが現地時間7日に行われ、5-1でホームチームが大勝した。この試合では、FWロベルト・レヴァンドフスキがハットトリックと大活躍。シャビ・バルサに進化の兆しが垣間見えた。(文:本田千尋)


その姿はペップ・バルサそのもの


【写真:Getty Images】

 さらなる“兆し”が垣間見えた。

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 現地時間7日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)の開幕節。グループCの初戦をカンプ・ノウで迎えたバルセロナは、“新エース”ロベルト・レヴァンドフスキが圧巻のハットトリックを見せつけ、ヴィクトリア・プルゼニを5-1で粉砕した。

 前半の早い時間帯、8分と11分にはプルゼニも鋭いカウンターを繰り出して果敢に抵抗してきたが、バルサは攻守の切り替えが速くロスト時の守備を徹底。アタッキングサードに侵入は許したものの、ボックス近辺でチェコ王者にシュートは打たせなかった。

 14分にCKのチャンスからフランク・ケシエのヘッドで先制すると、20分にはチームとして“バルサの思想”を体現するプレーを披露。プルゼニのカウンターを敵陣中央で潰してボールを奪い返す。そして、落ち着いてパスを繋いでいく。敵に自陣への侵入すら許さず、カウンターを繰り出した早い段階で潰してマイボールにし、延々と繋いでポゼッションを高めていく様は、まさに往年のペップ・バルサそのもの。プルゼニの選手たちは、攻撃をくらう→ボールを自分たちのものにしようとする→即座に回収される、と、あたかも“無間地獄”に放り込まれたような気分だったに違いない。

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