ケフレン・テュラム(ニース)
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年3月26日
父:リリアン・テュラム(元フランス代表)
フランス代表歴代最多出場記録保持者のリリアン・テュラムを父に持ち、ボルシア・メンヒェングラードバッハ所属のマルクス・テュラムを兄に持つのがケフレン・テュラムである。現在ニースで主力を張っている同選手は2001年生まれの21歳。市場価値は1700万ユーロ(約20億円)とされている。ちなみに「ケフレン」という名前は古代エジプト人の王で、古王国時代の第4王朝を統治した「カフラー」に因んでつけられたものだという。
ケフレンは5歳の時に父もプレーしたバルセロナに所属。トップチームの練習場でティエリ・アンリやリオネル・メッシ、ロナウジーニョといった錚々たるメンバーと一緒にボールを蹴ったというなんとも特別な経験を持っている。その後フランスに帰国しオリンピック・ヌイイ、ACブローニュ=ビアンクール、INFクレールフォンテーヌなどでプレースキルを磨くと、2016年にモナコの下部組織に移籍。2018年にトップチームデビューを飾ったが、クラブに残ることはなく、翌2019年よりニースの一員となっている。
ケフレンはもともとFWの選手だったが、12歳の時に中盤にコンバートされており、アイドルもMFのポール・ポグバになった。そんな同選手の現在の身長は192cmとなっていて、ピッチ内でもよく目立っている。恵まれた体格を生かしたフィジカルコンタクトの強さはもちろんのこと、展開力やキープ力にも優れるなど足元のスキルも非凡。まさにポグバのような存在だ。そのケフレンにはすでにパリ・サンジェルマンやミラン、マンチェスター・ユナイテッドらが熱視線を送っていると報じられているため、ビッグクラブに渡る日はそう遠くないのかもしれない。