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ポルトガルの「ガラスの天才」5人。栄光と苦悩…世界最高級の才能も怪我に泣いた男たち

シリーズ:ガラスの天才5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ナニ

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【写真:Getty Images】


MF:ナニ(元ポルトガル代表/メルボルン・ビクトリー)
生年月日:1986年11月17日
ポルトガル代表:112試合24得点23アシスト

 代表の先輩、クリスティアーノ・ロナウドを追うように07年夏にスポルティングからマンチェスター・ユナイテッドへと移籍したナニ。2010/11シーズンはプレミアリーグで33試合9得点19アシストとキャリア最高の成績を残したが、その他のシーズンでは負傷に悩まされることが多かった。

 特に2012/13シーズン以降はハムストリングの怪我による離脱が増え、13年夏にデイビッド・モイーズが監督に就任して以降は更にその頻度が増した。ルイ・ファン・ハール監督の下で構想外となってからは古巣スポルティングやフェネルバフチェ、バレンシアなどでプレーしたがいずれのクラブでも細かい怪我での離脱を繰り返した。

 バレンシアでプレーしていた2016/17シーズンは、このシーズンだけで3度に渡ってハムストリングを始めとする筋肉系のトラブルで離脱とユナイテッド時代から苦しんでいた怪我の症状に悩まされた。しかし、19年2月にMLSのオーランド・シティへと移籍してからはほとんど負傷離脱をしておらず、在籍した3年間で88試合31ゴールと再び伸び伸びとサッカーができる状態へとコンディションが戻っている。その後、2021シーズン終了後には再び欧州へ。2022年1月にセリエAのヴェネツィアへ加入したが、21/22シーズンいっぱいで退団となり、現在はオーストラリアのメルボルン・ビクトリーに所属している。

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