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優勝候補はどこだ! 欧州CL戦力値ランキング1~8位。最新メンバーを分析。バルセロナら大型補強の結果は?

シリーズ:欧州CL戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

3位:リバプール(イングランド)


【画像:編集部】


監督:ユルゲン・クロップ
21/22 リーグ戦成績:2位
21/22CL 成績:準優勝

 昨季のリバプールはリーグカップとFAカップを制し、シーズン最終盤までリーグとCLを含めた4冠の可能性が残されていたが、結局2冠に終るやや悔しさの残るシーズンに。CL決勝では4シーズン前にファイナルで敗れた相手であるレアル・マドリードと対戦。9本の枠内シュートを放つなど試合の主導権を握っていたが、最後までティボー・クルトワの牙城を崩すことができず。逆にヴィニシウス・ジュニオールにワンチャンスを決められ、リベンジは叶わなかった。

 今夏には昨季のポルトガルリーグ得点王のストライカー、ダルウィン・ヌニェスを高額な移籍金で獲得した一方で、ユルゲン・クロップ体制において欠かせない存在だったサディオ・マネが退団。戦術理解力と身体能力の高さを併せ持ち、前線からのプレスも果敢に行っていた10番の穴はあまりにも大きく、今季は開幕から勝ちきれない試合が続いている。

 また2シーズン前同様に、今季は開幕から怪我人が続出していることは懸念材料であり、ジョエル・マティプやチアゴ・アルカンタラの負傷の影響は不在時に顕著になっていた。本稿執筆時点では主将のジョーダン・ヘンダーソンを含め8人の選手が離脱しており、移籍市場最終日にアルトゥールを補強したとはいえ、中盤の選手層の薄さは壊滅的だ。

 一方でポジティブな要素もないわけではなく、今季はフラムアカデミー出身のハーヴェイ・エリオットとファビオ・カルバーリョ、2人の若者が開幕から躍動。両者ともにプレミアリーグ初ゴールを決めるなど自信も高めている。また昨季は終始不調だったロベルト・フィルミーノもパフォーマンスレベルを上げてきているのもチームにとっては大きなプラスだ。

 昨季と比較すると戦力ダウンは否めないが、ホーム「アンフィールド」での勝負強さは本物であり、サポーターの後押しはホーム&アウェイの試合が続くCLでは大きな後押しになるだろう。

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