4位:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
【画像:編集部】
監督:ユリアン・ナーゲルスマン
21/22リーグ戦成績:優勝
21/22CL成績:ベスト8
直近2シーズンは準々決勝で涙を飲んでいるが、3シーズンぶりの戴冠の可能性は低くない。ロベルト・レバンドフスキとニクラス・ズーレという攻守のキーマンが去ったが、穴埋めの補強も抜かりない。
マヌエル・ノイアーを最後方に置く守備陣は、マタイス・デ・リフトとヌサイル・マズラウィを加えたことで層が厚くなった。中盤はヨシュア・キミッヒとマルセル・ザビッツァーを中心に、20歳のライアン・グラーフェンベルフが加入。怪我で出遅れたレオン・ゴレツカが戻ってくれば、先発を選ぶのにも苦労しそうな陣容になるだろう。
2トップ+サイドアタッカーという配置が基本となる攻撃陣はサディオ・マネが中心だ。セルジュ・ニャブリやトーマス・ミュラー、ウイングにはジャマル・ムシアラ、レロイ・ザネ、キングスレイ・コマンと人材は豊富。レンヌから獲得した17歳のマティス・テルもブレイクが期待される逸材だ。ブンデスリーガでは開幕から4試合で16得点を挙げており、絶対的エースの退団の影響はないと言っていい。
リーグ戦と国内カップ戦、CLを並行して戦っていけるだけの戦力は有している。ただ、決勝トーナメントで一昨季はパリ・サンジェルマン、昨季はビジャレアルに敗れている。互角の力を持つ相手と対峙したときのユリアン・ナーゲルスマン監督の采配がカギを握る。