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ラ・リーガ第4節、セビージャ対バルセロナが現地時間3日に行われ、0-3でバルセロナが勝利した。シャビ・エルナンデスが率いるチームは、セビージャの狙いを逆手に取ってゴールを重ねた。果たして、今のバルセロナを止めることのできるチームはあるのだろうか。(文:本田千尋)
バルセロナ、3-0でも余裕の勝利ではない
チャビ・バルサが“多彩な姿”を見せた。
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9月4日に行われたリーガ・エスパニョーラ第4節。バルセロナは3-0のスコアでセビージャに勝利した。4-0でバジャドリードを粉砕した前節に続く大勝で、熱気あふれるエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアンの観衆を黙らせた。
もっとも、試合終了の笛が鳴った時のスコアは3-0だったとはいえ、シャビ・エルナンデス監督が率いるカタルーニャのチームが、フレン・ロペテギ監督が率いるセビリアのチームに対して余裕で勝利を収めたわけではなかった。
中盤が逆三角形の[4-3-3]の布陣のバルセロナに対し、セビージャは中盤がダイヤモンドの[4-4-2]で挑んできた。バルサがボールを持っているとき、特にGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンからビルドアップを始めるときに、セルヒオ・ブスケッツ、ペドリ、ガビの中盤の3枚に対して、トップ下のイスコ、左サイドのイヴァン・ラキティッチ、右サイドのジョアン・ジョルダン(場合によってはアンカーのネマニャ・グデリ)の3枚を当ててフタをしてきたのである。
開始間もない3分の場面で、苦戦の“兆し”は現れていた。