サッカー日本代表 最新ニュース
【写真:Getty Images】
欧州視察中の森保一監督、今後のスケジュールは?
サッカー日本代表の森保一監督は2日、視察先の欧州からオンラインで報道陣の取材に応じた。
【今シーズンのJリーグは「DAZN for docomo」で!
いつでもどこでも簡単視聴】
先月24日に離日し、ドイツ・デュッセルドルフに設けた日本サッカー協会(JFA)の欧州オフィスを拠点に各国でプレーする日本代表候補選手たちを視察している。
これまで8月26日にドイツでフライブルク対ボーフム、同27日にシャルケ対ウニオン・ベルリン、同28日にケルン対シュトゥットガルト、そして同31日にベルギーでロイヤル・アントワープFC対ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズを観戦した。
ウニオン・ベルリン所属のMF原口元気は出場機会がなかったものの、フライブルクのMF堂安律、ボーフムのFW浅野拓磨、シャルケのDF吉田麻也、シュトゥットガルトのDF伊藤洋輝とMF遠藤航、そしてアントワープのMF三好康児のプレーを直接チェックすることができた。
森保監督は9月のドイツ遠征で日本代表に「30人を目安」として、多くの選手を招集する考えも明かしている。昨年10月を最後に代表招集から遠ざかっている三好を現地視察したことからもわかるとおり、候補を幅広くチェックしていくつもりのようだ。
「全部の試合ではないですけど、何人かの選手には試合が終わってから会えました」と語ったように、森保監督は一部の選手と直接コミュニケーションも取っている。トレーナーによる治療を受けるためにJFAオフィスを訪れる選手もおり、吉田とは「これまでのことであったり、これからのことであったりは少し話をさせてもらいました」と明かした。
離日前から吉田とは個人面談の形でしっかりと話をしたいという意思を示していた森保監督は、「また落ち着いて話をする時間を作っていきたいと思っています」とキャプテンと対話を重ねていく予定であるという。
なお、今週末は現地2日にベルギーでクラブ・ブルージュ対セルクル・ブルージュ、同3日にゲンク対シント=トロイデンVV、そして同4日にドイツへ戻ってボルシア・メンヒェングラッドバッハ対マインツを視察する予定。
森保監督はセルクル・ブルージュのFW上田綺世やボルシアMGのDF板倉滉といった東京五輪世代の関係性の深い選手たちのプレーを直に確認する。また、シント=トロイデンVVの試合ではGKシュミット・ダニエルやFW林大地、DF橋岡大樹のほか、過去のワールドカップを経験しているMF香川真司やFW岡崎慎司らも見ることができ、直接コミュニケーションを取れる機会もあるかもしれない。
日本代表は約2週間半後からドイツでカタールワールドカップ前最後の合宿を開始する。森保監督はこのまま欧州で視察を続け、9月シリーズに向けたメンバーも欧州から行って、日本に戻ることなく現地でチームに合流する予定だ。
(取材・文:舩木渉)
【了】