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中村俊輔、本田圭佑…。欧州CLで輝いた日本人6人。世界を轟かせたあの時代、誰を倒し、誰に敗れたのか

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

香川真司


【写真:Getty Images】


生年月日:1989年3月17日
CL出場クラブ:ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッド
CL通算成績:33試合4得点8アシスト

 香川真司はこれまで日本人最多となる33試合に出場している。2010年にセレッソ大阪からドルトムントに移籍すると、ドラマよりドラマチックな活躍を見せた。1年目は後半のほとんどを欠場したものの、前半戦は圧倒的なパフォーマンスを見せてリーグ優勝に貢献。リーグ戦で2桁ゴール2桁アシストを記録した2年目は、CLでも輝きを放った。

 チームは過密日程の影響もあり、CLでは振るわず。4試合を終えて1勝2敗1分で、グループステージ突破は絶望的な状況となっていた。アーセナルとの第5節も0-2で試合終盤に。しかし、香川が一矢報いる活躍を見せる。

 ケビン・グロスクロイツが粘り強い守備でボールを奪って左サイドからグラウンダーのパスをゴール前に入れる。ロベルト・レバンドフスキがこれを落とすと、2列目から走りこんできた香川が左足でゴールに流し込んだ。

 香川はマンチェスター・ユナイテッド時代も含めてCLで4得点を記録したが、これが記念すべき初ゴールとなった。


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