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プレミアリーグ第5節、アーセナル対アストン・ヴィラが現地時間31日に行われ、2-1でホームチームが勝利した。試合終盤に勝ち越しゴールを決めるなど今節も勝負強さを見せた一方で、今季のアーセナルを評価するには時期尚早だろう。その理由とは？（文：安洋一郎）

完成度に大きな差があった両チーム

【写真：Getty Images】

　開幕4連勝のアーセナルと1勝3敗のアストン・ヴィラ、両チームの現在のチーム状況と完成度には雲泥の差があり、今節はそれを露呈する試合内容となっている。

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　前からプレスをハメるわけでも、リトリートして低い位置でブロックを敷いてカウンターを狙うわけでもないヴィラに対してアーセナルは序盤から主導権を握り、最前線に入ったガブリエウ・ジェズスを筆頭に何度もゴールに迫った。

　30分にはグラニト・ジャカの折り返しをエミリアーノ・マルティネスがファンブルし、ジェズスがネットを揺らしてホームチームが先制に成功。しかし、前半はこのゴール含めて7本の枠内シュートを放ちながらも、ヴィラ守備陣の身体を張ったディフェンスで、この決定機以外を決めきることができなかった。

　アウェイチームがポゼッションの意識を高めた後半は、前半と比較すると攻めあぐねてしまい、もっと簡単に勝てた試合を自分たちで難しいゲームにしてしまった。