MF:ブレンデン・アーロンソン(リーズ/アメリカ合衆国代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年10月22日
市場価値:2500万ユーロ(約30億円)
今季成績:4試合1得点0アシスト
マンマークディフェンスを戦術の核としていたマルセロ・ビエルサが昨季途中で退任し、後任にニューヨーク・レッドブルズやザルツブルク、ライプツィヒで指揮を執ったジェシー・マーシュを新監督に招聘したリーズ。「レッドブル流」へと変化を遂げる中で、今夏には多くの指揮官の教え子を獲得した。
その一人がザルツブルクでマーシュと師弟関係にあり、同じアメリカ出身でもあるブレンデン・アーロンソンだ。この選手の最大の特徴は、「狭いスペースでボールを受けても簡単に前を向ける」ことであり、抜群のテクニックで常に前方方向を意識して仕掛けることができる。それでいて、ラストパスの意識と精度も高い。
加えて守備をサボらず、前線から激しいチェイシングができるのもアーロンソンの特徴だ。まさに「レッドブル流」を象徴するような選手であり、3節チェルシー戦では激しいプレスでエドゥアール・メンディのミスを誘発して、移籍後初ゴールを記録した。
昨季こそ残留争いに巻き込まれたリーズだが、アーロンソンやタイラー・アダムス、ラスムス・クリステンセンらマーシュの教え子たちが即フィットしており、一年を通じてスタミナ切れをすることなく、怪我人続出などの災難にも見舞われなければ、トップハーフフィニッシュの可能性も十分にあるだろう。