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【ちょっと早い通信簿】欧州移籍1年目の日本人選手の現状は? サッカー日本代表候補、アマチュアから海外へ渡った選手も

シリーズ:サッカー日本代表欧州組の現状 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:渡井理己


【写真:Getty Images】



現所属クラブ:ボアヴィスタ(ポルトガル1部)
生年月日:1999年7月18日(23歳)
リーグ戦成績:2試合出場(14分)/0得点0アシスト

 7月13日に徳島ヴォルティスからボアヴィスタへの期限付き移籍が発表された。期間は1年間となっている。渡井を見出したボアヴィスタのネルソン・レーニョSDは、ジル・ヴィセンテで藤本寛也を発掘したチアゴ・レーニョSDの実兄であり、兄弟とも日本人選手を高く評価している。

 ただ、だからといって自動的に試合に出られるほど欧州は甘くない。プレシーズンから立場は決してよくなく、リーグ開幕から2試合は出番がなかった。その後の2試合も途中出場でわずかしか時間を与えられておらず、大きなインパクトを残せていない。

 藤本がジル・ヴィセンテでそうだったように、J2から欧州1部リーグへ移籍して、新たな環境にすぐ馴染めるとは限らない。ボアヴィスタは開幕2連勝の後、カーサ・ピアとベンフィカに連敗を喫している。20代前半の若手を中心に多くの選手が加入しており、これから状況が変わって渡井にチャンスが与えられる試合もあるだろう。まずは少ない時間で勝利に貢献する結果を残してプティ監督にアピールしたい。

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