DF:荒木隼人(サンフレッチェ広島)
【写真:Getty Images】
生年月日:1996年8月7日
2022リーグ戦成績:25試合1得点0アシスト
空中戦勝利数:121回
今季のサンフレッチェ広島はスタートこそ躓いたが、ミヒャエル・スキッベ監督合流後は調子を上げていき、現在は上位につけている。森島司、満田誠ら攻撃陣の奮闘ぶりが目を見張るが、後ろの3枚も実に安定しているのが、継続的に勝ち点を奪えている1つの要因だろう。そんな3バックを中央で支えているのが、26歳の荒木隼人だ。
先月のEAFF E-1サッカー選手権に日本代表の一員として出場した荒木は、身長186cmと申し分ない体格を誇っていて、見た目もかなりガッチリしている。ボールや相手の位置を見極めた冷静なラインコントロールも良いが、やはり最大の魅力は対人戦の強さで、この能力に関してはJリーグトップクラス。屈強な外国人プレーヤーにも、簡単に負けることはまずない。
そんな荒木の強さを証明しているのが、今季J1の空中戦勝利数だ。同選手はここまで、パトリックに次いで全体2位となる121回を記録している。DFとして次に多いのが三浦弦太(ガンバ大阪)の79回なので、いかに荒木の数字が飛び抜けたものか理解できるはずだ。このまま広島が上位に残るためにも、やはりこの男のパワーは不可欠である。