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アルゼンチンの「ガラスの天才」5人。栄光と苦悩…世界最高級の才能も怪我に泣いた男たち

シリーズ:ガラスの天才5人 text by 編集部 photo by Getty Images

エリク・ラメラ

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【写真:Getty Images】


MF:エリク・ラメラ(セビージャ)
生年月日:1990年5月4日
アルゼンチン代表:25試合3得点2アシスト

 キャリアを通じて記憶に残る数多くのスーパーゴールを決めているエリク・ラメラもケガに悩まされている選手の1人だ。11年夏にリーベル・プレートからローマに加入すると、2年目の2012/13シーズンはキャリアハイとなる15ゴールを記録した。

 13年夏にレアル・マドリードへと移籍したギャレス・ベイルの後釜としてトッテナムに加入したが、1年目は背中の負傷によりプレミアリーグではわずか9試合の出場に留まった。2016/17シーズン途中に負った腰の怪我により1年以上離脱。その後も度々負傷離脱を余儀なくされ、絶対的な主力に定着することができなかった。その限られた出場機会でもサポーターの記憶に残るプレーを度々みせており、2020/21シーズンのノースロンドン・ダービーで決めたラボーナでのゴールはプレミアリーグの年間最優秀ゴールに選出されている。

 21年夏にスペイン代表MFブライアン・ヒルとのトレードでスペインのセビージャへと移籍した。開幕戦から2ゴールを決めるなど即結果を残したラメラは、ラ・リーガ第13節まで17試合連続で公式戦に出場した。しかし、11月の練習中に右肩を負傷。手術を擁する大怪我を負い、4か月間に渡って戦列を離れることとなった。

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