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アルゼンチンの「ガラスの天才」5人。栄光と苦悩…世界最高級の才能も怪我に泣いた男たち

シリーズ:ガラスの天才5人 text by 編集部 photo by Getty Images

フェルナンド・ガゴ

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【写真:Getty Images】


MF:フェルナンド・ガゴ
生年月日:1986年4月10日
アルゼンチン代表:61試合9得点4アシスト

 そのプレースタイルと出で立ちからフェルナンド・レドンドの再来と称されたフェルナンド・ガゴだが、レドンド同様に怪我に悩まされたキャリアを過ごした。下部組織時代から過ごしたボカ・ジュニアーズで台頭すると、07年冬にリーベル・プレートでプレーしていたゴンサロ・イグアインと共にレアル・マドリードに引き抜かれた。

 レアル・マドリードでは加入当初こそ主力選手としてプレーしていたが、10年夏にジョゼ・モウリーニョが監督に就任したことに伴い出場機会が減少。膝の怪我にも悩まされ、2010/11シーズンは公式戦7試合の出場に留まった。

 2011/12シーズンにレンタル移籍したローマでは多くの試合に出場することができたが、その後所属したバレンシア、ベレス、ボカでは負傷離脱を多発。3度のアキレス腱断裂に2度の膝の靭帯断裂と怪我の規模が多くなり、ラスト数シーズンはまともに試合に出場することができず、20年11月にレドンドと同じ34歳で現役を引退した。

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