FW:永井謙佑(名古屋グランパス)
【写真:Getty Images】
生年月日:1989年3月5日
2022リーグ戦成績:20試合0得点1アシスト(FC東京)
2022リーグ戦成績:4試合1得点3アシスト(名古屋グランパス)
最高時速:35.0km
2012年に行われたロンドン五輪で、若き日本代表はベスト4入りを果たした。そんな同大会で輝きを放っていたのが永井謙佑だ。全6試合で2得点という成績を収めただけでなく、抜群のスピードを生かしたチェイシングや縦への推進力で、対戦相手の悩みの種となっていた。
そこから10年が経ち、永井は33歳とベテラン選手の1人となった。だが、最大のストロングポイントであるスピードは全く錆びついていない。それを証明するのがJ1のトップスピードランキングだ。今季の永井はFC東京と名古屋グランパスの両方で7位タイとなる最高時速35.0kmを記録している。ちなみに昨季は同35.5kmで、トップの座に輝いていた。
今季の名古屋は開幕から不安定な戦いが続いていたが、直近4試合は無敗。同4試合で6得点を奪取と、調子が上向いてきている。その要因は、やはり永井の復帰だろう。スピードをフル活用したハイプレスや裏への抜け出しなど、戦術的な面で重要な存在となっている。これからもその速さは、他クラブにとって厄介なものとなるはずだ。
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