1位:ティボー・クルトワ(レアル・マドリード/ベルギー代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年5月11日
市場価値:6000万ユーロ(約72億円)
21/22リーグ戦成績:36試合29失点(無失点16試合)
母国ベルギーのKRCヘンクを経て、2011年7月にチェルシーに完全移籍を果たす。加入後すぐに期限付き移籍で渡ったアトレティコ・マドリードでは正GKとして数々のタイトル獲得に貢献した。2014年にチェルシーに復帰するとペトル・チェフとのポジション争いを制し、スタメンの座を見事勝ち取った。イングランドの地でも4つのタイトルを獲得し、それが高く評価され、2018年よりレアル・マドリードの一員となった。
新天地でもすぐさま定位置を確保したクルトワだったが、最終の2シーズンはトラップミスやパスミスで相手にゴールを献上するシーンも見受けられた。しかし、昨季は非常に安定したパフォーマンスを見せ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝では9本の驚異的なセーブでチームを救い、史上最多14回目となる大会制覇の立役者となった。
不安定なパフォーマンスを理由に市場価値が下がっていた時期もあったが、その後はパフォーマンスを取り戻し、2020年8月にはキャリアハイとなる7500万ユーロ(約90億円)に到達した。現在は6000万ユーロ(約72億円)にまで落ち込んでしまっているが、GKとしては最高額の市場価値となっている。
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