アジアサッカー・AFCチャンピオンズリーグ(ACL) 最新ニュース
【写真:Getty Images】
守護神・西川周作が大仕事
【全北現代 2-2(PK1-3) 浦和レッズ ACL準決勝】
ラウンド16、準々決勝と大量得点で勝ち上がってきた浦和と、準々決勝でヴィッセル神戸を破った韓国の全北現代の準決勝。試合は早い時間に浦和がリードを奪った。
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開始11分、好調ダヴィド・モーベルグが右サイドのタッチライン際からスペースにパスを出すと、酒井宏樹が深い位置からクロス。このボールに松尾佑介が詰めて先制に成功した。
1点を追う全北現代は34分にキム・ジンギュを下げてマドウ・バロウを投入。早い時間から交代枠を使い、流れを引き寄せていく。
後半立ち上がりに勢いがあったのは全北現代。浦和は52分、自陣ペナルティーエリア内で大畑歩夢がソン・ミンギュを倒したとして主審の笛が鳴った。オンフィールド・レビューに末にPKが確定。これをペク・スンホに決められて、試合は1-1の同点となった。
その後は互いにチャンスがあったものの決めきれず。特に後半の終盤は浦和が立て続けにゴールに迫ったが、結局勝ち越し弾は生まれず、試合は延長戦に突入した。
全北現代にとっては、3試合連続の延長戦。それも過密日程の中ということで、延長戦立ち上がりの主導権は浦和が握った。
押し込んでいたのは間違いなく浦和だったが、そういうときこそ隙は生まれてしまうもの。延長後半の116分、全北現代はCKのチャンスを得ると、ショートコーナーを使ってハン・ギョウォンがゴール。少ないチャンスをものにした。
それでも浦和は諦めない。120分、明本考浩のヘディングシュートが相手GKに弾かれたこぼれ球をキャスパー・ユンカーが詰めて2-2の同点に追いつき、決勝への切符を懸けたPK戦にもつれ込む。
PK戦では、GK西川周作が1人目、2人目を止めて浦和が良い流れをつかむ。浦和は3人目のモーベルグが失敗してしまったが、全北現代4人目が枠を外して失敗。浦和は4人目の江坂任が決めて歓喜の瞬間を迎えた。
【得点者】
11分 0-1 松尾佑介(浦和)
55分 1-1 ペク・スンホ(全北現代)
116分 2-1 ハン・ギョウォン(全北現代)
120分 2-2 キャスパー・ユンカー(浦和)
【了】