MF:脇坂泰斗(川崎フロンターレ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年6月11日(27歳)
2022リーグ戦成績:20試合2得点5アシスト
チャンスクリエイト数:45回
稀代の名パサーの系譜を継ぐ脇坂泰斗も、Jリーグ屈指の司令塔と呼ぶにふさわしい。川崎フロンターレU-18では背番号10を背負い、阪南大学を経て川崎に戻ってきた。2年目以降は欠かせない存在となり、今季からは中村憲剛が背負っていた14番を受け継いだ。
キックの技術が素晴らしく、セットプレーでは質の高いボールを供給する。細かいタッチやターンで相手をかわすことができるので、ライン間の狭いエリアでもボールを失わずに味方につなぐことができる。かといって、脇坂への寄せが甘くなれば両足ともに精度の高いシュートをミドルレンジからでも狙ってくる。相手からしてみたら、非常に守りづらい選手である。
昨年3月には日本代表デビューを果たし、今年7月も日の丸を背負った。アシスト数が多いというわけではないが、チャンスクリエイト数はリーグ6位タイの45回を数える。1年目にリーグ戦で1試合も出られなかったMFは、わずか数年でリーグを代表する司令塔へと成長を遂げている。
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