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Jリーグ 2年前

Jリーグ最強のパサーは誰だ!? アシスト量産の司令塔5選。優れた戦術眼とテクニックを兼ね備えるチャンスメイカーたち

シリーズ:Jリーグ能力別最強の5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:マテウス・サヴィオ(柏レイソル)


【写真:Getty Images】


生年月日:1997年4月15日(25歳)
2022リーグ戦成績:23試合6得点4アシスト
チャンスクリエイト数:68回

 上位争いに食い込む今季の柏レイソルで、MVP級の活躍を見せているのがマテウス・サヴィオだ。年代別のブラジル代表でプレーした経歴を持つサヴィオは2019年夏に柏に加入。わずか半年で7得点4アシストという数字を残したが、20年、21年は怪我に苦しんだ。しかし、背番号10を与えられた今季は開幕から好調を維持し、1年目の数字に迫る6得点4アシストを記録している。

 インサイドハーフを主戦場とする今季はより特徴を発揮している。最終ラインの前でプレスをかけ、ボールを奪えばFWを追い越さんとばかりに駆け上がる。ボールを運ぶ推進力や積極性あふれるシュートが魅力で、3月のアビスパ福岡戦では衝撃的な決勝ゴールを決めた。さらに、5月の清水エスパルス戦のゴールはJ1月間ベストゴールに選ばれている。

 運動量、対人守備、ミドルシュートなど、サヴィオの武器を挙げればきりがないが、パスセンスにも特筆すべきものがある。相手が飛び込みづらいブラジル人特有の独特なテンポでボールを持ち、絶妙なタイミングでパスを送る。独善的なプレーに走ることもなく、味方を活かすプレーに長けている。今季のチャンスクリエイト数はリーグ断トツの68回。まさにJリーグ最高クラスの司令塔である。

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