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Jリーグ 2年前

好調・浦和レッズ、背番号11の存在価値は大きい。ユンカーらを差し置いてFWで起用される理由とは?【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

「相手は本当にマークしづらい」



「決めたのは外国人選手ですけど、今はチームとしてうまく行っている。前線の選手たちも動いてボールをもらうことを繰り返しているし、ビルドアップも連動しているので、相手は本当にマークしづらいと思う」とキャプテン・西川も今の状態に自信を深めている様子だ。

 ただ、本当に大事なのはここから。今回のノックアウトステージは中2日で試合がやってくる。先に試合をしたヴィッセル神戸や全北現代に比べると明らかにコンディション的には不利。そのマイナス面をチーム全体で乗り越えていかなければ、ファイナル進出は叶わない。高度な集中力を維持しつつ、JDTで見せつけた連動性や臨機応変さをブラッシュアップしていくことが肝要なのだ。

 攻撃のけん引役となっている松尾には次こそゴールがほしいところ。J1でも今季2点とまだ物足りない部分があるだけに、得点を取って確固たる存在感を確立させるべき。雑草魂を持つ男には結果の重要性が誰よりもよく分かっているはず。さらなる爆発に期待を寄せたい。

(取材・文:元川悦子)

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