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アーセナル、元主将は副主将にふさわしいのか。仲間を鼓舞する姿に期待も

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



一度はキャプテンマークをはく奪されたジャカ

 アーセナルのMFグラニト・ジャカは、リーダーにふさわしいのだろうか。英『デイリーミラー』が改めて注目している。



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 今季のアーセナルは、MFマルティン・ウーデゴールが主将を務めることが決まった。昨季の主将だったFWアレクサンドル・ラカゼットは退団したため、チームのリーダーも大きく変わっている。

 そのウーデゴールを副キャプテンとして支えるのが、スイス代表のジャカだ。ジャカは過去にアーセナルで主将を務めたが、ピッチ上での態度などが問題になってその座を追われた。そして、移籍寸前のところまでいったが、ミケル・アルテタ監督に説得されて残留し、今季は副キャプテンになっている。

 この選択には驚きの声も挙がっているが、実際に現場で見せるリーダーシップは確かなもののようだ。

 そのエピソードの一つが、昨季のノースロンドンダービーでのMFエミール・スミス・ロウとのやりとりだ。当時21歳のスミス・ロウに対してジャカは「君は未来人だ。君がきた初日から感じたよ。君がここの未来なんだとね。アーセナルの10番であり、ここでキャプテンになることを想像するんだ」と鼓舞した様子がAmazonの番組で紹介された。

 また、プレミアリーグ第2節のレスター・シティ戦でDFウィリアン・サリバがオウンゴールをしたことについては、「オウンゴールしかみてない人が多いかもしれないけど、全部みてもらいたいね。彼は21歳だよ。アーセナルでのプレミアリーグ初戦は本当にすごかった。30歳のような落ち着きがあって、規律を守り、キャラクターもしっかりしている。僕からみて、ちゃんとしたリーダーだ。オウンゴールの場面を除けば彼は素晴らしいプレーをしていたね」と語り、味方を擁護している。

 かつては交代時にブーイングを浴びて不満の態度を示したジャカ。アツくなりやすい性格がマイナスに働くこともあったが、今季のアーセナルに必要な要素になるかもしれない。

【了】

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