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Jリーグ 2年前

ラストスパートをかけるのは? Jリーグ、夏の戦力アップ度ランキング。補強を総チェック! 終盤に不安を残すチームは…【後編/10~18位】

シリーズ:Jリーグ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

14位:北海道コンサドーレ札幌


リーグ戦順位:11位
戦力アップ度:E
主な新加入選手:キム・ゴンヒ、スパチョーク

 開幕6戦連続ドローで始まった今季は、下位が定位置となってしまった。3試合で15失点と守備が崩壊した時期もあり、40失点はリーグワースト。8月7日の湘南ベルマーレ戦では今季最多の5得点を挙げて6試合ぶりの勝利を収めたが、順調に勝ち点を重ねることはできていない。

 38歳となった菅野孝憲や田中駿汰らの奮闘が目立つDFラインとは対照的に、前線は駒不足の印象をぬぐえない。シャドーを務めることが多い青木亮太が4得点を挙げているものの、興梠慎三は不振が続き、小柏剛は怪我からようやく復帰できたところ。未だノーゴールのガブリエル・シャビエルや1ゴールの金子拓郎も負傷離脱中で、台所事情は苦しい。

 ブリーラム・ユナイテッドから期限付き移籍で加わったスパチョークはタイの至宝とも称される若きタレントで、デビュー戦となった湘南戦でアシストをマークした。水原三星から加入したキム・ゴンヒは韓国代表経験のある長身ストライカーで、やりくりに悩まされていた最前線に入ることになりそうだ。

 手薄だったポジションに新戦力を加えたが、彼らが活躍できるかどうかは未知数。とはいえ、小柏の復帰による戦力アップも見込めるため、補強だけに頼るわけでもないのもまた事実である。

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