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Jリーグ 2年前

ラストスパートをかけるのは? Jリーグ、夏の戦力アップ度ランキング。補強を総チェック! パワーアップに成功したのは…【前編/1~9位】

シリーズ:Jリーグ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

1位:清水エスパルス


リーグ戦順位:12位
戦力アップ度:A
主な新加入選手:ヤゴ・ピカチュウ、乾貴士、北川航也

 開幕前に負傷者が続出した清水エスパルスは、スタートダッシュに失敗した。開幕から10試合で1勝しか挙げられず、7月6日のヴィッセル神戸戦に敗れて一時は最下位に転落。5月末には平岡宏章監督との契約を解除し、ゼ・リカルド新監督を招へいしている。

 4年連続となるシーズン中の監督交代という苦境にいるが、その後の風向きは悪くない。監督交代後は3勝2分3敗で、僅差ではあるが降格圏から脱出している。

 移籍市場における動きは活発だ。セレッソ大阪を退団していた乾貴士を獲得し、ブラジルからヤゴ・ピカチュウが加入した。さらに、ユース出身の北川航也が3シーズンぶりに復帰。3人がプレーしたこの2試合でチームは5得点をあげており、攻撃の活性化に一役買っている

 左膝の怪我のため今季の出場がなかったヘナト・アウグストが手術を受けて今季絶望となり、西澤健太は7月16日の試合で右膝蓋骨を骨折して長期離脱することとなった。ただ、新加入選手のフィットの早さや主力の復帰など明るい材料もある。ライバルと比べても、残留への希望は決して小さくないはずだ。

【了】

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