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Jリーグ 2年前

ラストスパートをかけるのは? Jリーグ、夏の戦力アップ度ランキング。補強を総チェック! パワーアップに成功したのは…【前編/1~9位】

シリーズ:Jリーグ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

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 2022シーズンの第2登録期間は8月12日をもって終了し(J1リーグは9月2日まで追加登録できる)、ラストスパートを図るための戦力を揃えた。上田綺世や小川諒也が海外に活躍の場を求めた一方で、鈴木武蔵や松原后はJリーグに復帰するなど、多くの選手が活躍の場を移している。今回は、J1リーグ各クラブの補強状況を精査し、戦力アップ度をランキング化した。※補強ポイントと新加入・退団選手を加味してランキング化。新加入選手がいないチーム、監督・スタッフ等の人事は対象外とする。


9位:湘南ベルマーレ

リーグ戦順位:15位
戦力アップ度:C
主な新加入選手:中野嘉大、阿部浩之


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 湘南ベルマーレは開幕から8戦未勝利で降格圏に沈んだが、5月21日のヴィッセル神戸戦に勝利して以降はいいペースで勝ち点を積み上げている。4試合連続無失点を記録した守備陣の安定に加えて、日本代表にも選出された町野修斗のゴール量産が好調の要因となっている。

 とはいえ、降格圏との勝ち点差はほとんどなく、予断は許されない状況だ。得点数はリーグワースト2位の17得点で、個人ゴール数で町野に続くのは池田昌生の3得点。ウェリントン、瀬川祐輔、大橋祐紀らは数字だけを見ると物足りない。

 湘南は終盤戦に向けて経験豊富な2人を加えた。中野嘉大はサイドのスペシャリストで、層が薄かったウイングバックに競争をもたらすことになるだろう。名古屋グランパスから期限付き移籍で加入した阿部浩之は攻撃に彩を加えることのできるMFで、湘南ではインサイドハーフと2トップの一角として期待される。北海道コンサドーレ札幌戦では苦境の中で移籍後初ゴールをマークしている。

 堅実な補強となったが、ストライカーの補強はなかった点には不安が残る。両選手とも既に新天地デビューをしており、ピッチ内には変化の兆しが見えるが、果たしてそれがどのような結果となって表れるのだろうか。

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