FW紹介
【写真:Getty Images】
ロドリゴ・ゴエス(ブラジル代表/背番号21)
生年月日:2001年1月9日
21/22リーグ戦成績:33試合4得点5アシスト
昨季は前半戦こそ不調でサポーターの期待を裏切ってしまったが、後半戦にその停滞感を払拭するかの如く躍動。ラ・リーガではラスト8試合で4得点3アシストの成績を収め、チャンピオンズリーグ(CL)では準決勝2ndレグのマンチェスター・シティ戦で途中出場ながら2ゴールを奪い、大逆転でのファイナル進出の立役者となっていた。
スピードを生かしたドリブル突破が最大の武器だが、あまりボールを持ちすぎることなく、シンプルに味方を使えるのも特長だ。右ウィングのライバルはフェデリコ・バルベルデやマルコ・アセンシオとかなり強力で、彼らに差をつけるにはやはり結果を残すことが近道となる。今季はレアル・マドリード加入後初となるリーグ戦2桁得点を目指したい。
カリム・ベンゼマ(フランス代表/背番号9)
生年月日:1987年12月19日
21/22リーグ戦成績:32試合27得点12アシスト
2021/22シーズンの主役は間違いなくこのフランス代表FWだった。ラ・リーガでは32試合で27得点という成績を収め、自身初となるピチーチ(得点王)を獲得。さらにチャンピオンズリーグ(CL)では12試合で15得点という驚異的な数字を残し、チームにビッグイヤーをもたらしただけでなく、得点王にも輝いた。そうした活躍を受け、今年のバロンドールの最有力候補となっている。
シュートを打てば入るのでは? と思うほどに決定力が高く、得点パターンも偏りがなく実に豊富。それに加えアシスト数も多いなど、味方を使う能力にも秀でている点がこのストライカーの何よりも恐ろしいところである。いるといないとではチームがガラッと変わってしまうため、2022/23シーズンもベテランエースにかかる期待は果てしなく大きい。
ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル代表/背番号20)
生年月日:2000年7月12日
21/22リーグ戦成績:35試合17得点13アシスト
レアル・マドリード加入後、なかなか活躍できず批判も浴びてきたが、在籍4年目となった昨季ついに覚醒した。カリム・ベンゼマと抜群のコンビネーションを発揮し、ラ・リーガだけで30得点に直接関与(17得点13アシスト)。チャンピオンズリーグ(CL)でも4得点7アシストという非凡な成績を残すなど、3冠達成の原動力となって評価を急上昇させた。
もともとスピードに乗ったドリブルのキレ味には定評があり、そこにゴール前での精度や球離れの良さが加わったことでより恐ろしさが増した。今季は昨季の活躍もあってより厳しいマークを受けることになるのは間違いないが、その中でどれだけ持ち味を発揮できるかが試される。急成長中のアタッカーにとって勝負の1年が、もう間もなく幕を開ける。