マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース
【写真:Getty Images】
マンUのストライカー補強は失敗
マンチェスター・ユナイテッドは、関心が噂されていたボローニャのオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチの獲得から手を引くことを決めたようだ。ファンからの抗議活動もその一因になったとみられている。
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エースのクリスティアーノ・ロナウドが退団を希望しているとして騒動を引き起こすなど、攻撃陣に不安を抱えてシーズン開幕を迎えたユナイテッド。補強に向けて新戦力候補をリストアップする中、ここ数日でアルナウトビッチへの関心についての報道が急加速していた。
過去にはストーク・シティやウェスト・ハムでプレミアリーグを経験しており、昨季のセリエAでも14得点を記録。キャリア初期にはトゥエンテでエリック・テン・ハフ監督の指導を受けたこともあり、低額な移籍金で獲得可能と見込まれることもユナイテッドからの関心の理由だったと考えられている。
だがユナイテッドがアルナウトビッチの獲得に動いていると報じられると、メディアや専門家からの懐疑的な意見に加えて、ユナイテッドファンからも激しい不満が巻き起こったようだ。33歳という年齢により長期的な活躍が期待できないと考えられることに加え、昨年のユーロ2020(欧州選手権)で人種差別的発言によるトラブルを起こしたことも批判の理由だとみられている。
英国メディアの報道によればユナイテッドは移籍金680万ポンド(約11億円)のオファーを提示したが、ボローニャはこれを断ったとのこと。ユナイテッドは提示額を引き上げての再オファーは行わず、アルナウトビッチの獲得は断念したようだ。
レッドブル・ザルツブルクの19歳スロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコもユナイテッドの新戦力候補と報じられていたが、もう1年オーストリアに残った上で来夏にRBライプツィヒへ移籍することが発表された。ユナイテッドは新たなストライカーを見つけることができるのだろうか。
【了】