DF:田中マルクス闘莉王
【写真:Getty Images】
生年月日:1981年4月24日
移籍先:浦和レッズ→名古屋グランパス
移籍日:2010年1月1日
南アフリカW杯メンバー:選出
田中マルクス闘莉王は浦和レッズで日本を代表するDFへと成長。そして南アフリカワールドカップを控えた2010年1月に名古屋グランパスに移籍した。当時は海外のクラブからもオファーが来ていたようだが、「W杯のためにも国内でプレーすべき」というドラガン・ストイコビッチ監督の言葉を受け、名古屋入りを決めたと報じられている。
闘莉王は名古屋でもすぐに主力に定着。DFながら南アフリカW杯による中断期間までにリーグ戦で3得点1アシストをマークするなど、その活躍はディフェンス面だけに留まらなかった。そして、無事に南アフリカW杯に臨む日本代表メンバー23人の中に名を連ねることになった。
本大会では中澤佑二と共に強固な最終ラインを形成。グループリーグ2勝に大きく貢献し、母国を日韓大会以来となるベスト16へと導いた。ラウンド16のパラグアイ代表戦でPK戦の末敗れたため、惜しくも史上初のベスト8進出は叶わなかったが、大会直前に守備的なスタイルにシフトしたチームにおける奮闘ぶりは印象的だった。