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ベティスへのレンタルから戻ったが…

　アーセナルのスペイン代表DFエクトル・ベジェリンは、クラブとの契約を解消し退団する可能性が出てきたようだ。代理人とクラブとの間で交渉が行われると見込まれている。

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　ベジェリンは昨夏の移籍市場最終日に、冨安健洋の加入と入れ替わる形でベティスへレンタル。公式戦32試合に出場し、コパ・デル・レイ（スペイン国王杯）優勝に貢献するなど充実のシーズンを過ごした。

　そのままアーセナルを退団する可能性は高いとも予想されていたが、レンタルを終えて一旦アーセナルに復帰し、プレシーズンマッチには出場していた。だが5日に行われたプレミアリーグ開幕戦ではベンチ外となっており、やはりミケル・アルテタ監督の構想には含まれていないようだ。

　スペイン『エル・チリンギート』が伝えたところによれば、ベジェリンの代理人はあと1年残された契約の解除をアーセナルと交渉することが見込まれるという。契約を解除してフリーになった上で、改めてベティスに加入したいというのがベジェリン側の考えだとみられている。

　ベティスはベジェリンの再獲得を望んではいるが、移籍金を支払うことには難色を示している模様。アーセナルとしても、ベジェリンに支払う給与を節約するため退団に応じるのではないかとも予想されている。それぞれの思惑が一致する形で、契約解除とベティス再加入が実現することになるのかもしれない。

【了】