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【写真:Getty Images】
ファビーニョ(ブラジル代表/背番号3)
生年月日:1993年10月23日
ブラジル代表ではカゼミーロの存在もあってレギュラーポジションを奪うことができていないが、それでもファビーニョは紛れもなく世界最高のアンカーである。一昨季にCBでも十分に通用することが証明された守備力や展開力、強烈なミドルシュートなどを高い次元で兼ね備えている。
昨季は出場した試合全てがアンカーのポジションであり、このポジションが本職だということが再認識させられたシーズンとなった。特に読みの鋭さと対人守備の強さは世界トップレベルであり、彼が中盤にいるといないでは全く違うチームになるほどの存在感だ。
ジョーダン・ヘンダーソン(イングランド代表/背番号14)
生年月日:1990年6月17日
今のリバプールを象徴するキャプテンだ。昨季はプレミアリーグでチーム最多タイの35試合に出場。まさにチームのために汗をかける選手であり、彼の献身性とリーダーシップはリバプールに不可欠だ。
現在32歳とベテランと呼ばれる年齢に差し掛かっているが、今夏にリバプールは中盤の選手を補強しておらず、今季もヘンダーソンはフル稼働することになるだろう。昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では勝敗に直結する重要な場面でゴールを決めるなど、勝負強さも光っていた。
チアゴ・アルカンタラ(スペイン代表/背番号6)
生年月日:1991年4月11日
昨夏のジョルジニオ・ワイナルドゥム退団の穴が気にならなかったのは、加入2年目のチアゴ・アルカンタラの活躍があったからだ。1年目はフィジカル強度にやや苦戦したが、昨季は完全にフィット。プレミアリーグで先発した17試合で15勝2分という好成績がその存在の重要性を表している。
やや攻撃が停滞気味になっていたとしてもちょっとした“タメ“や相手の隙を突くスルーパスで相手ディフェンスにズレを生じされることができる。一方で彼のキャリアにおいて負傷離脱がなかったシーズンはなく、今季も引き続き怪我のリスクとの戦いとなるだろう。その中でルイス・エンリケ率いるスペイン代表で序列が下がっているのは、リバプールにとっては朗報かもしれない。