7位
【写真:Getty Images】
ニューカッスル
監督:エディ・ハウ(2年目)
21/22リーグ戦成績:13勝10分15敗(11位)
スティーブ・ブルース監督の下でスタートを切った昨季のニューカッスルは、開幕から全く勝てず大苦戦。11月にはエディ・ハウを新監督に迎えたが、状況は好転せず、14戦未勝利で一時最下位に沈んだ。しかし、クラブ買収により豊富な資金を得たことで、ブルーノ・ギマランエス、キーラン・トリッピアー、クリス・ウッド、マット・ターゲットといった実力者を冬の移籍市場で獲得することに成功。それが追い風となり、後半戦は勝ち点を積み上げ、最終的に残留争いとは無縁の11位でシーズンを終えることになった。
ニューカッスルは冬の移籍市場に続き、今回の移籍市場でも実力者を加えた。降格したバーンリーからはイングランド代表GKニック・ポープが加入。リールからはミランなども狙っていたオランダ代表DFスヴェン・ボトマンを迎え入れ、ターゲットの買い取りにも成功している。課題であった守備力の向上を目指すために堅実な補強を行っている印象だ。
世界屈指のドリブラーであるアラン・サン=マクシマンや切れ味鋭いミゲル・アルミロン、昨季中盤へのコンバートにより躍動したジョエリントンなど、前線はすでに曲者が揃っている。欲を言えばあともう1人くらい点取り屋と呼べる選手が欲しいところだが、いずれにしても新シーズンのマグパイズには大きな期待を持てる。