8位
【写真:Getty Images】
ウェストハム
監督:デイビッド・モイーズ(4年目)
21/22リーグ戦成績:16勝8分14敗(7位)
2020/21シーズンに6位フィニッシュとサプライズを起こしたウェストハムは、昨季も上位陣を脅かす存在だった。後半戦に失速し、結果的には7位という順位に終わったが、第16節終了時点ではチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位につけていた。ヨーロッパリーグ(EL)でもベスト4と躍進を見せるなど、おおむね満足できるシーズンだったと言っていいはずだ。
デイビッド・モイーズ監督4年目を迎える今季も、大きく順位を落とす心配はあまりなさそうだ。アンドリー・ヤルモレンコやライアン・フレデリックスといった選手は抜けたが、昨季覚醒したジャロッド・ボーウェンやビッグクラブ注目のデクラン・ライスといった主力選手は残留。フランス代表GKアルフォンス・アレオラも完全移籍しているため、戦力は全くダウンしていない。
ミカイル・アントニオに代わるFWが最大の補強ポイントだったが、そこにはサッスオーロからイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカを獲得。まだ23歳と若く荒削りなプレーもあるが、一瞬の爆発力を秘めている選手なので、期待はできる。また、ウェストハムはアタッカーの補強にも動いているようで、フィリップ・コスティッチやマクスウェル・コルネの名が候補として挙がっている。彼らのような存在もやって来れば、当然ながら戦力は大幅にアップするだろう。