2位
【写真:Getty Images】
リバプール
監督:ユルゲン・クロップ(8年目)
21/22リーグ戦成績:28勝8分2敗(2位)
昨季のリバプールはイングランド史上初の4冠を狙った。結果的にはFAカップとカラバオ・カップの2冠に終わったものの、プレミアリーグ2位、チャンピオンズリーグ(CL)準優勝という十分に立派な成績だった。今季も各コンペティションにおいて他クラブの脅威となることだろう。
今季のポイントはやはり攻撃陣だろう。長くクラブを支えたサディオ・マネが退団し、ダルウィン・ヌニェスが新たに加わるという小さくない変化があった。ヌニェスはベンフィカで得点を量産した大型FWで当然期待値は高いが、プレミアリーグはもちろん欧州5大リーグ初挑戦と未知な部分も多い。フィットに時間がかかるようだと、チームとしても苦しくなるだろう。またロベルト・フィルミーノの復調、ディオゴ・ジョタがトップコンディションをどれほど維持できるかも重要となる。
もう1つ気になるのは、やはり中盤だ。枚数は揃っているように思えるが、チアゴ・アルカンタラやナビ・ケイタは負傷癖があり、ジェームズ・ミルナーやカーティス・ジョーンズ、新加入のファビオ・カルヴァーリョらはどこまで貢献できるか不透明。ファビーニョへの負担は相変わらず重く、試合数を考えればもう1人ほど計算できる戦力がほしいところ。十分強いのは確かだが、充実した補強を進めたマンチェスター・シティに比べると、その点の安定性は劣るかもしれない。