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無駄遣いは? チェルシーの補強診断。過去5年の獲得選手を5段階でチェック。前線の大型補強は不発続く。高評価連発のポジションは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

E評価(完全に期待外れに終わった補強)


【写真:Getty Images】


MF:ティエムエ・バカヨコ(フランス)
生年月日:1994年8月17日
加入年:2017年夏
移籍金:4000万ユーロ(約55億円)
通算成績:29試合2得点2アシスト

 モナコでの活躍が評価されて2017年夏に4000万ユーロ(約55億円)の移籍金で加入。プレミアリーグ1年目はレギュラーとしてプレーしたが、以降はミラン、モナコ、ナポリ、再びミランと各地にレンタル。投じた金額を回収できる見込みはほとんどない。

DF:ダヴィデ・ザッパコスタ(イタリア代表)
生年月日:1992年6月11日
加入年:2017年夏
移籍金:2500万ユーロ(約35億円)
通算成績:26試合1得点1アシスト

 2017年夏にトリノから加入。1年目はプレミアリーグ22試合に出場するが、2年目は4試合に激減。その後は母国イタリアのクラブにレンタルが続き、昨年夏に古巣アタランタへ完全移籍。

FW:ロメル・ルカク(ベルギー代表)
生年月日:1993年5月13日
加入年:2021年夏
移籍金:1億1300万ユーロ(約157億円)
通算成績:26試合8得点1アシスト

 カップ戦を含めると15ゴール。これは2021/22シーズンのチェルシーにおけるトップスコアラーの数字だ。ただ、1億1300万ユーロ(約157億円)の選手の存在感があったかと言われればノーと言わざるを得ない。1年でインテルへの出戻りが決まったことは、チェルシーが失敗を認めたことと同義だ。

MF:サウール・ニゲス(スペイン代表)
生年月日:1994年11月21日
加入年:2021年夏
移籍金:レンタル
通算成績:10試合0得点0アシスト

 2021年夏に完全移籍オプション付きのレンタルで加入。公式戦26試合に出場したが、シーズンのほとんどをベンチで過ごした。プレミアリーグは10試合出場で、うち先発は5回のみ。3500万ユーロでの完全移籍オプションが付いていたが、チェルシーはオプション行使を見送った。

MF:ダニー・ドリンクウォーター(イングランド)
生年月日:1990年3月5日
加入年:2017年夏
移籍金:3790万ユーロ(約53億円)
通算成績:12試合1得点0アシスト

 レスター・シティでエンゴロ・カンテと強力な中盤を形成して2017年にチェルシーへ移籍。しかし、どの監督からも重宝されず。アルコールを巡るトラブルも。複数クラブへのレンタルをへて、今夏チェルシーとの契約が満了。

GK:ケパ・アリサバラガ(スペイン)
生年月日:1994年10月3日
加入年:2019年夏
移籍金:8000万ユーロ(約111億円)
通算成績:80試合96失点

 2019年にアスレティック・ビルバオから加入。1年目はまずまずの働きを見せるが、2年目はパフォーマンスを落とした。3年目からは控えに降格。長く守護神を任せるつもりでの投資だったが、期待外れと言わざるを得ない状況だ。

【了】

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