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無駄遣いは? チェルシーの補強診断。過去5年の獲得選手を5段階でチェック。前線の大型補強は不発続く。高評価連発のポジションは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

C評価(ある程度の結果を残した補強)


【写真:Getty Images】


MF:ハキム・ツィエク(モロッコ代表)
生年月日:1993年3月19日
加入年:2020年夏
移籍金:4000万ユーロ(約55億円)
通算成績:46試合6得点6アシスト

 2020年夏の加入でコンスタントに出場。2シーズンでリーグ戦6ゴールはやや物足りないが、数字に表れない貢献度はなかなかのもの。複数ポジションをこなせるのも魅力。ただ、今夏放出の噂があるというのがクラブの評価か。

DF:ベル・チルウェル(イングランド代表)
生年月日:1996年12月21日
加入年:2020年夏
移籍金:5020万ユーロ(約70億円)
通算成績:34試合6得点6アシスト

 レスター・シティでの活躍をへて2020年夏に加入。すぐに定位置を手にして活躍したが、昨年11月に大怪我で離脱し、最終節に復帰した。かつてのコンディションを取り戻せれば、チームにとって大きなプラスになることは間違いない。

GK:マーカス・ベッティネッリ(イングランド)
生年月日:1992年5月24日
加入年:2021年夏
移籍金:フリー
通算成績:なし

 2021/22シーズンはFAカップ3回戦で1度ピッチに立ったのみ。GKウィリー・カバジェロの移籍により第3GKを探していたチェルシーがフリートランスファーで獲得した元イングランド代表GK。もともと第3GKとしての加入だったため、単純な成績だけで貢献度を測ることは難しい。

DF:マラング・サール(フランス)
生年月日:1999年1月23日
加入年:2020年夏
移籍金:フリー
通算成績:8試合0得点0アシスト

 2020年にニースとの契約が満了してチェルシーと5年契約。まずはポルトにレンタルされて経験を積み、2021/22シーズンは主にカップ戦要員としてチェルシーでプレーした。補強の成否は今後明らかになるだろう。

FW:クリスチャン・プリシッチ(アメリカ代表)
生年月日:1998年9月18日
加入年:2019年冬
移籍金:6400万ユーロ(約89億円)
通算成績:74試合19得点10アシスト

 2019年冬に獲得が決まったあと、半年間レンタルの形でボルシア・ドルトムントに残ってから加入。同年10月にクラブ史上最年少ハットトリックを達成するなど好発進を切ったが、その後はインパクトに欠ける。優れた選手であることは間違いないが、そろそろもう一皮むけてほしいところ。

GK:ウィリー・カバジェロ(アルゼンチン)
生年月日:1981年9月28日
加入年:2017年夏
移籍金:フリー
通算成績:11試合14失点

 マンチェスター・シティ退団後にチェルシーで2シーズンにわたってサブGKを担当。ケパが不安定なこともあって出場機会を得た際には無難な活躍を見せて貢献した。

FW:オリヴィエ・ジルー(フランス代表)
生年月日:1986年9月30日
加入年:2018年冬
移籍金:1700万ユーロ(約24億円)
通算成績:75試合17得点5アシスト

 2018年1月にアーセナルから加入。2019/20シーズン後半戦はゴールを量産したが、ベンチに座ることも少なくなく、3年半を過ごす中で出場時間が1000分間を超えるシーズンはなかった。

GK:ロバート・グリーン(イングランド)
生年月日:1980年1月18日
加入年:2018年夏
移籍金:フリー
通算成績:なし

 ハダースフィールドとの契約を終えてフリーで加入。クルトワ、カバジェロのバックアップとして第3GKを務めるが出場機会はなかった。1年の契約を終えて現役を引退。

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