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なぜか…ドイツ代表で輝けなかった5人の名手。クラブでは絶対的な存在も…選手層が厚すぎて試合に出られなかった選手たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

代表からの招集を”断固拒否”した男

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【写真:Getty Images】

FW:シュテファン・キースリンク(元バイエル・レバークーゼン)
生年月日:1984年1月25日
ドイツ代表成績:6試合0得点0アシスト
ブンデスリーガ成績:403試合144得点63アシスト

 レバークーゼンの顔とも言えるシュテファン・キースリンクはドイツ代表からの招集を断固拒否していたことで知られる。ニュルンベルクでプロデビューを飾り、06年夏にレバークーゼンへ移籍。2013/14シーズンにはブンデスリーガ得点王に輝いた。クラブ通算162得点は歴代2位の記録であり、長年に渡ってレバークーゼンのエースとして活躍した。

 07年にドイツ代表デビューを飾り、10年の南アフリカワールドカップにも出場したキースリンク。だが、同大会を最後にドイツ代表の試合に出場することはなかった。

 「二度とドイツ代表でプレーすることはない」と公言したキースリンクが、この発言に至ったのはミロスラフ・クローゼとマリオ・ゴメスの存在が大きい。彼らの3番手的な扱いを受けるのであれば、ドイツ代表に帯同することより、その期間中に家族と過ごすことを選んだのだ。とにかく家族愛が強い人物で、ゴールを決めた時には彼らの名前が刻まれた手首にキスをするというパフォーマンスでも有名だ。ブンデスリーガ得点王に輝いた直後に行われたブラジルワールドカップ前には待望論も相次いだが、代表メンバーに選出されることはなかった。

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