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日本代表 2年前

サッカー日本代表、E-1パフォーマンス査定まとめ。出場全選手の各試合を評価、カタールW杯行きの挑戦権を得たのは?【E-1サッカー選手権2022】

シリーズ:日本代表パフォーマンス査定 text by 編集部 photo by Getty Images

サッカー日本代表、E-1パフォーマンス査定【DF】


【写真:田中伸弥】

山根視来(背番号2)

香港代表戦:74分 OUT
評価:A

 格下相手に対し積極的に高い位置を取り、攻撃を活性化。20分に町野修斗のゴールをアシストすると、55分には相馬勇紀の得点をお膳立てした。守備でも自身の受け持つ右サイドを崩されるような場面は目立たず。さすが森保ジャパンの常連といったところか。

中国代表戦:出場なし
評価:なし

韓国代表戦:出場なし
評価:なし

谷口彰悟(背番号3)

香港代表戦:HT OUT
評価:B

 キャプテンとしてチーム、そして最終ラインを統率。ビルドアップ時にやや味方との呼吸が合わないこともあったが、肝心のディフェンスでは常に落ち着いた対応を披露していた。4-0と大きくリードを広げたことで、前半のみでお役御免に。

中国代表戦:出場なし
評価:なし

韓国代表戦:フル出場
評価:A

 Jリーグ屈指の守備職人はさすがの安定感を披露。優勝に導かなければいけないという主将としてのプレッシャーはあったはずだが、地上、空中問わず対人戦に強く、カバーリングも的確で、ビルドアップも正確と文句の付け所が全く見当たらず、韓国代表にビッグチャンスを与えなかった。

中谷進之介(背番号4)

香港代表戦:HT IN
評価:B

 前半のみでお役御免となった谷口彰悟に代わり、後半から最終ラインのリーダーを任されている。致命的なミスなどもなく、冷静に時間を進めしっかりと無失点で試合を締めた。より相手のレベルが上がる次戦以降はどんなパフォーマンスを披露するか。

中国代表戦:フル出場
評価:B

 チームがほぼ全ての時間を相手陣内で過ごしていたため忙しくなかったが、集中力を高く保ってプレー。アグレッシブなディフェンスで対峙するFWを封じ、多くの決定機を作らせなかった。佐々木翔が下がった後は腕章を巻き、ピッチに立つ選手を支えた。

韓国代表戦:出場なし
評価:なし

畠中槙之輔(背番号5)

香港代表戦:フル出場
評価:B

 久しぶりとなる日本代表でのプレー。立ち上がりは少しバタついていた印象があり、やや不安だったが、時間が進むにつれ徐々にパフォーマンスを安定させていた。プレッシャーが厳しくなかった点は考慮する必要があるが、パス成功率96%はフィールドプレーヤートップの数字だ。

中国代表戦:出場なし
評価:なし

韓国代表戦:フル出場
評価:C

 前半は相手に簡単に振り切られてしまうことが少なくなく、34分にはイエローカードを貰った。後半は少し落ち着いたものの、不用意なファウルが多く、相手のレベルがより高い中では厳しいという印象を受けた。無失点で終えたためB評価と迷ったが、ここは厳しくC評価としたい。

杉岡大暉(背番号13)

香港代表戦:フル出場
評価:C

 左サイドを駆け上がり何本か鋭いクロスを入れたものの、なかなか味方に合わず、決定的なシーンにそれほど絡めなかった。また、守備では1対1で負けてしまうこともしばしば。もっと出来るはずという期待もあるだけに、少し物足りなさを抱いてしまう内容だ。

中国代表戦:62分 IN
評価:C

 佐々木翔に代わって62分からピッチに立った。積極的に高い位置を取ったが、ボールを持った際のアイデアに乏しく、停滞していた攻撃陣に変化を加えることはできず。終盤には相馬勇紀からのクロスに合わせたが、シュートを枠に飛ばすことはできなかった。

韓国代表戦:出場なし
評価:なし

佐々木翔(背番号19)

香港代表戦:出場なし
評価:なし

中国代表戦:62分 OUT
評価:B

 キャプテンマークを巻き左サイドバックとして先発出場。圧倒的な体の強さを示し、左サイドに蓋をするなど守備面での働きぶりは非凡だった。しかし、一列前の森島司とうまく連係できずに終わっており、攻撃面で若干の物足りなさを残したのも事実だ。

韓国代表戦:フル出場
評価:A

 攻撃時はややボールが落ち着かないこともあったが、肝心のディフェンスでは隙なし。対人戦の強さは相変わらず抜群で、ボックス内でも冷静かつパワフルな対応をみせた。最大のハイライトは、やはり64分。コーナーキックから見事なヘディングシュートを沈め、韓国代表を意気消沈させた。

荒木隼人(背番号22)

香港代表戦:出場なし
評価:なし

中国代表戦:フル出場
評価:B

 圧倒的に押し込んでいる状況だったため守備の仕事はそれほど多くなかったが、空中戦の強さはピカイチで、ハイボールを何度も弾き返す姿が印象的だった。しかし、ビルドアップ時の貢献度はそこまで高くなく、橋本拳人の頭部にボールを当てたのが最大のハイライトとなってしまった。

韓国代表戦:出場なし
評価:なし

大南拓磨(背番号24)

香港代表戦:74分 IN
評価:B

 山根視来に代わり74分からピッチに登場。エアバトルで強さを見せ、86分には正確なフィードを町野修斗に入れてチャンスの起点となるなど、限られた出場時間の中で出来ることはやっていた印象を受けた日本代表デビュー戦だった。

中国代表戦:出場なし
評価:なし

韓国代表戦:出場なし
評価:なし

小池龍太(背番号25)

香港代表戦:出場なし
評価:なし

中国代表戦:フル出場
評価:B

 本職の右サイドバックで先発出場。ただタッチライン際を上がっていくだけでなく、状況に応じて内側にもうまくポジショニングするなど、一列前の宮市亮との連係はスムーズだった。守備も問題なくこなしていたが、抜群の存在感とは言い難く、及第点の評価に。

韓国代表戦:フル出場
評価:A

 日本代表デビュー戦となった中国代表戦よりも高いパフォーマンスを発揮。長所であるスピードを生かして前線へ飛び出しては周囲とうまく連係し、72分には見事な動きから町野修斗のゴールをお膳立てした。守備でも粘り強く戦い、自身の受け持つサイドにしっかりと蓋をしていた。 

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