掴んだ手応え
その結果、J3リーグ第8節Y.S.C.C.横浜戦でプロキャリア初のハットトリックを記録した。
その試合でチームは勝利を収めることができた。もちろん、無失点に抑えた守備陣や、私にパスを供給してくれたチームメイトに感謝をしているが、個人的には相手や味方の動きを観察し、最適なプレーをすることを心がけたことが大きな要因だと考えている。
その後ゴールは取れておらず、自らの観察力、決断力を磨いていく必要があると感じているが、集中における前提を変えた結果、確かな手応えを掴んでいる。
その他にも本書は、これまでサッカーだと考えていたものの前提が大きく変わるヒントが満載である。
インターネットの発達により、様々な情報が錯綜する中、どの情報を元に考えれば良いのか、基準はどこにあるのか、わかりにくくなっていると感じる。しかし本書を元にサッカーの全てを考えれば、自ずと答えが見えてくるだろう。サッカーに関わる全ての人に、自信を持っておすすめすることができる。
そして私自身、常にプレイヤーとして「闘い」続けたい。
岡田優希(おかだ・ゆうき)
1996年5月13日生まれ、神奈川県出身。18歳まで川崎フロンターレの育成組織に所属し、同期の三好康児や板倉滉とプレー。早稲田大学を経て2019年にFC町田ゼルビアに加入。3シーズンで83試合4得点を記録し、2022シーズンからはテゲバジャーロ宮崎でプレーしている。
【了】