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日本代表 2年前

大逆転はある!? サッカー日本代表、歴代W杯メンバー滑り込み選出5人。ギリギリで大舞台に臨んだ男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:三都主アレサンドロ(日韓W杯)


【写真:Getty Images】


生年月日:1977年7月20日
日韓W杯成績:2試合0得点1アシスト

 16歳でブラジルから来日し、1997年に清水エスパルスでプロデビューを果たした三都主アレサンドロ。1999年にはブレイクを果たし、当時史上最年少でのJリーグ最優秀選手賞を受賞するなど、名実ともに日本を代表するサイドプレーヤーとなった。

 2001年11月には日本国籍を取得。これで日本代表として日韓ワールドカップ出場の可能性が出てきたわけだが、もちろん簡単な道のりではなかった。すでに本大会まで約半年と迫っており、当然フィリップ・トルシエ監督のチーム作りは進みきっている。そして三都主と同じ左サイドには、小野伸二に服部年宏、中村俊輔と強力なライバルたちがいた。メンバーに選ばれなくても納得せざるを得ない状況だったのは間違いないだろう。

 しかし、三都主は2002年1月の鹿児島合宿に招集されると、同年3月の欧州遠征で日本代表デビューを飾り、W杯メンバー発表直前の親善試合も出場した。そして代表キャップわずかながらも、中村俊らを抑え日韓W杯に臨む日本代表に滑り込んだのである。本大会では初戦のベルギー代表戦で稲本潤一のゴールをアシストするなど、日本史上初のベスト16入りに貢献している。

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