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日本代表 2年前

大逆転はある!? サッカー日本代表、歴代W杯メンバー滑り込み選出5人。ギリギリで大舞台に臨んだ男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:巻誠一郎(ドイツW杯)


【写真:Getty Images】


生年月日:1980年8月7日
ドイツW杯成績:1試合0得点0アシスト

 ジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド千葉)でプロデビューした巻誠一郎は、2005年の東アジア選手権で日本代表デビュー。その後もコンスタントに名を連ね、ドイツワールドカップメンバー発表直前の親善試合、ブルガリア代表戦では1得点と結果も残した。ただ、この時点でドイツ行きは難しいだろうというのが、周囲の予想だった。

 しかし、久保竜彦がコンディション不良に陥ったことなどもあり、巻は誰も予想していなかったドイツW杯行きの切符を掴み取ることに。メンバー発表の会見でジーコ監督が「ヤナギサワ、タマダ…マキ」と読み上げた際には、その場にいた報道陣から「おぉ~」という嘆声が漏れた。それほどのサプライズ選出だったのである。

 本大会では初戦のオーストラリア代表戦と2戦目のクロアチア代表戦をベンチで過ごしたが、3戦目のブラジル代表戦で先発の座を掴んだ。しかし、強敵相手に爪痕は残せず、61分にベンチへ下がり、初となるW杯での冒険を終えた。その後、巻はイビチャ・オシム監督、岡田武史監督の下でもプレーしたが、2009年以降日本代表から遠ざかることになった。

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