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【写真:Getty Images】
昨季加入の冨安と今夏加入のジンチェンコ
アーセナルがマンチェスター・シティから獲得したウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコには、ある意味で日本代表DF冨安健洋と共通する部分があると考えられるのかもしれない。英紙『ミラー』が24日付記事で論じている。
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アーセナルは今月22日、報道によれば3000万ポンド(約49億円)あまりとされる移籍金でジンチェンコの獲得を正式決定。新シーズンに向けた積極補強をさらに一歩進めた形となった。
昨年夏の冨安、そして今回のジンチェンコの補強について、英紙は「ミケル・アルテタ(監督)の権限拡大の証明」と指摘。クラブや代理人主導ではなく、監督が自身の構想に適した選手を補強するようになってきたことを象徴する存在だとしている。
冨安については、セリエAでレギュラーとして活躍していたとはいえ、昨年夏に加入した時点では「未知」の存在だったとされている。だがアーセナルで負傷に苦しむシーズンを過ごしながらも、結果的には「アルテタにとってこれまでで最も賢い補強だと考える者が多いだろう」と高く評価している。
冨安とジンチェンコに関して、「利他的」な姿勢も共通していると英紙は指摘。冨安が「監督に言われればストライカーとしてでもプレーする」と加入後のインタビューで話していたのと同様に、ジンチェンコも「GKをやる必要があると言われればそうする」とコメントしている。
実際に、冨安は本来CBであるが右SBとしてプレー。ジンチェンコも元々MFではあるがシティで左SBとして起用されていた。「チーム第一」の姿勢を示す選手たちであることは、監督や選手間の良好な関係を構築する上でも重要な要素になるという見方が示されている。
【了】