変わらないサッカー日本代表の体質
5バックから6バックへ移行して徹底的に守備を固まる中国代表に対して、最後まで得点を奪えなかったのは、ワールドカップでのコスタリカ戦がいかに難しいかを暗示している。得点へのルートが前半の宮市、後半の相馬に限定されていて、伊東純也や三笘薫のケースと何も変わらないからだ。
武器が単体で存在しているだけ。今回のチームだけでなく、もはや日本代表の体質なのかもしれない。守備固めされたときの攻め手の少なさは、ワールドカップまでに何とかしたい課題である。
(文:西部謙司)
【了】