復活したMFはどこまで出来るか
右ウィングバックは大南拓磨。山根視来との交代で出場した香港代表戦では、短い時間ながらチャンスに絡むなど良い印象を残した。今度は長い時間でどこまで出来るかチェックしておきたい。
左WBは小池龍太。本職は右だが、所属するマリノスでは左も務めているため、全く機能しないということはないだろう。持ち味の運動量とスピードを生かし、タッチライン際を活性化させてほしいところだ。
ダブルボランチには野津田岳人と先日スペインのウエスカ移籍が発表された橋本拳人を推す。とくに注目したいのは、クラブでの苦労を味わった末に日本代表まで上り詰めてきた前者だ。このチャンスを逃さず、自身の武器を余すことなく発揮してチームを勝利に導いてくれるだろうか。
ツーシャドーは森島司と初招集の大卒ルーキー満田誠。この両者はスキッベ監督率いる広島でも“CFの影”として攻撃を牽引している。中盤底に入る野津田との連係も非常に良いので、中国代表戦ではそのトリオを中心に攻撃を展開していいだろう。
そして最前線は若きストライカー、細谷真大に任せたい。決定力の高さはもちろん、何より動き出しが上手く、一瞬で仕事を果たすことができる。香港代表戦で町野修斗が結果を残しただけに、後れを取るわけにはいかないだろう。21歳の奮闘に期待だ。