D評価(やや期待外れに終った補強)
【写真:Getty Images】
MF:アレックス・オックスレイド=チェンバレン(イングランド代表)
生年月日:1993年8月15日
加入年:2017年夏
移籍金:3800万ユーロ(約45.6億円)
通算成績:133試合17得点15アシスト
加入初年度の2017/18シーズンこそ公式戦42試合に出場したが、同シーズン終了間際に負った膝の前十字靭帯断裂の大怪我や足首の負傷など毎年のように怪我を繰り返している。公式戦133試合に出場している功労者ではあるが、2021/22シーズン後半は怪我による離脱がない中でも序列的に出番を得ることができず、自身の居場所を見つけることに苦労している。
FW:ドミニク・ソランケ(イングランド)
生年月日:1997年9月14日
加入年:2017年夏
移籍金:フリー
通算成績:27試合1得点1アシスト
フリーで獲得して2120万ユーロ(約25.5億円)の移籍金で放出できた事実を踏まえるとリバプールとしては、ドミニク・ソランケの獲得は成功だったと言える。しかし、成績をみると27試合で1得点1アシストと、FWとしては全く物足りないスタッツに終っている。
MF:ナビ・ケイタ(ギニア代表)
生年月日:1995年2月10日
加入年:2018年夏
移籍金:6000万ユーロ(約72億円)
通算成績:116試合11得点7アシスト
リバプールの戦術にフィットするのに時間を要した上に怪我による離脱が多く、長期的に戦力として計算できないのが大きなマイナスだ。レジェンド、スティーブン・ジェラードの背番号8を継承した選手としてはもう少し結果を残したいところ。
DF:セップ・ファン・デン・ベルフ(オランダ)
生年月日:2001年12月20日
加入年:2020年夏
移籍金:190万ユーロ(約2.3億円)
通算成績:4試合0得点0アシスト
現在の序列的には6、7番手となっている。ローン移籍先のプレストン・ノース・エンド(2部)では2シーズン続けて結果を残しているが、リバプールのトップチームでの将来は約束されていない。
DF:オザン・カバク(トルコ代表)
生年月日:2000年3月25日
加入年:2021年冬
移籍金:ローン移籍(110万ユーロ/約1.3億円)
通算成績:13試合0得点0アシスト
CBの立て続けの負傷により、21年冬にシャルケからのローン移籍で加入した。応急処置的には機能したものの、プレーの粗さが目立ち、最終的には自らもハムストリングを負傷して早期にシーズンを終えた。2021/22シーズンのノリッジでのプレーを踏まえると、カバクを買い取らず、イブラヒマ・コナテへとターゲットを変更したのは正解だった。