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無駄遣いは? リバプール補強診断。過去5年の獲得選手を5段階でチェック。南野拓実の評価、近年の大失敗補強とは?

シリーズ:過去5年の補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

C評価(ある程度の結果を残した補強)


【写真:Getty Images】


FW:ジェルダン・シャキリ(スイス代表)
生年月日:1991年10月10日
加入年:2018年夏
移籍金:1470万ユーロ(約17.6億円)
通算成績:63試合8得点9アシスト

 モハメド・サラーというスーパーな右ウイングがいたため出場機会は限定的だったが、限られた出番の中ではしっかりとした結果を残した。特にインパクトが強かったのが2019/20シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのバルセロナ戦。それまでCLでは6試合連続で出番がなかったが、怪我人の影響で先発に抜擢されると、ジョルジニオ・ワイナルドゥムの同点ゴールをアシストし、決勝進出に大きく貢献した。

MF:ハーヴェイ・エリオット(イングランドU-21代表)
生年月日:2003年4月4日
加入年:2019年夏
移籍金:170万ユーロ(約2億円)
通算成績:20試合1得点2アシスト

 ハーヴェイ・エリオットは熱狂的なリバプールサポーターの父の影響もあり、19年夏に当時所属していたフラムとの契約延長オファーを断ってリバプールに加入した。ブラックバーン(2部)へのローン移籍を経て復帰した2021/22シーズン以降は、トップチームの一員としてアピールに成功しており、前線の選手層が薄くなったため、2021/22シーズンからはさらに出場機会の増加が見込まれている。

GK:アドリアン(スペイン)
生年月日:1987年1月3日
加入年:2019年夏
移籍金:フリー
通算成績:25試合35失点

 現在でこそアリソン、クィービーン・ケレハーに次ぐ3番手GKだが、加入初年度は公式戦18試合に出場するなど2番手GKとして機能していた。2021/22シーズンはわずか1試合の出場に留まるなど試合に絡む機会はほとんどないが、それでも常に笑顔でチームメイトと接するなど良い雰囲気づくりに貢献している。

GK:アンディー・ロナーガン(イングランド)
生年月日:1983年10月19日
加入年:2019年夏
移籍金:フリー
通算成績:0試合

 アドリアンと共に19年夏に控えGKとしてリバプールに加入。出場機会は訪れなかったが、控えGKとしてトレーニングなどではその役割を全うした。

DF:コスタス・ツィミカス(ギリシャ代表)
生年月日:1996年5月12日
加入年:2020年夏
移籍金:1300万ユーロ(約15.6億円)
通算成績:33試合0得点6アシスト

 加入初年度の2020/21シーズンは計3度も病気や怪我で離脱するなど控え選手として役割を全うしたとは言い難い結果に終った。一方で2021/22シーズンは公式戦26試合で6アシストを記録するなど、試合にさえ出場すればクオリティを発揮できることを証明した。今季の活躍次第ではB評価に上がる可能性が高い。

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