RSB:山根視来(川崎フロンターレ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年12月22日
日本代表通算成績:11試合2得点
今回のEAFF E-1サッカー選手権では、長友佑都と酒井宏樹が未招集。そのため、右サイドバックは山根視来が務めるはずだ。アジア最終予選や先月行われたキリンチャレンジカップ2022/キリンカップサッカー2022など、酒井の不在時にコンスタントに出場している同選手は、日本代表で存在感を高めている。
粘り強い守備やインターセプトなど、対人守備で強さをみせるが、特筆すべきは高い攻撃センスだ。果敢な攻撃参加をみせる山根は、得意のドリブルで相手DFを翻弄する。高精度のクロスやスルーパスなど、チャンスメイク力も高いが、機を見てゴール前に顔を出し、ゴールを奪うことも出来る。今や代表に定着した同選手は、間違いなくファーストチョイスだ。
CB:中谷進之介(名古屋グランパス)
【写真:Getty Images】
生年月日:1996年3月24日
日本代表通算成績:3試合0得点
日本代表常連の谷口彰悟の相方を務めるのは、おそらく中谷進之介だろう。昨年行われたFIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選に招集され、同予選のモンゴル代表戦、タジキスタン代表戦、キルギス代表戦の勝利に貢献した。
昨季、鉄壁を築いたマッシモ・フィッカデンティ監督の下で守備の要として活躍した中谷は、鋭い読みで相手の攻撃を封鎖する。高い守備能力はもちろんだが、何といっても足元の技術が抜群。両足から高精度のパスを配球でき、最後方から前線へ鋭い縦パスを通すことが出来る。現在首位の横浜F・マリノスを支える畠中槙之輔らも選出されているが、香港代表戦ではこの男の出場を予想する。
CB:谷口彰悟(川崎フロンターレ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年7月15日
日本代表通算成績:9試合0得点
国内組で臨むEAFF E-1サッカー選手権で守備の要となるのは、日本代表常連メンバーの谷口彰悟だ。アジア最終予選で吉田麻也と冨安健洋の代役を完璧にこなした同選手は、キリンチャレンジカップ2022/キリンカップサッカー2022でも見事な活躍をみせていた。
対人守備と空中戦の両方で強さをみせる谷口の実力は、Jリーグ随一。対人能力だけでなく、高い危機察知能力と鋭い読みを活かしたカバーリング能力も持ち合わせている。また、パス能力も高く、試合の組み立てや攻撃面にも関与できる。香港代表戦では、DFリーダーとして無失点に抑える活躍を期待したい。
LSB:小池龍太(横浜F・マリノス)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年8月29日
日本代表通算成績:0試合0得点
左サイドバックを務めるのは、日本代表初招集の小池龍太を予想する。主戦場は右サイドバックだが、今季は左サイドバックでもプレーし、Jリーグ首位の横浜F・マリノスで見事な活躍をみせている。
小池の最大の魅力は、圧倒的なスピードだ。相手を寄せ付けない驚異的なスピードを誇り、豊富な運動量も持ち合わせ、その走力でサイドを制圧する。今回のメンバーでは同選手の他に、杉岡大暉と佐々木翔も名を連ねる。所属クラブで3バックの左を務める両選手も左サイドバックでのプレーが可能だが、香港代表戦では小池のスタメン出場を予想する。