MF:ダビド・シルバ(元スペイン代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1986年1月8日
21/22リーグ戦成績:25試合2得点6アシスト
レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督は、4-2-3-1や中盤ダイアモンド型の4-4-2、4-3-3、4-3-1-2と様々なフォーメーションを使っている。新加入の久保建英は基本的に右サイドでのプレーになるはずだが、4-3-1-2や中盤ダイアモンド型の4-4-2の中では、当然トップ下での起用も考えられる。そこでライバルとなってくるのが、世界屈指のMFダビド・シルバである。
D・シルバは、まさにサッカー界にその名を残す名手だ。スペイン代表の黄金期を支え、ワールドカップやEURO(欧州選手権)優勝を経験。クラブレベルでは、バレンシアで頭角を現した後マンチェスター・シティに移籍し、10年間に渡り中心的存在としてプレー。通算436試合に出場し、4度のプレミアリーグ制覇に貢献したなどの功績が讃えられ、エティハド・スタジアム前には銅像が建立されているなど、永遠に語り継がれるシティのレジェンドとなった。
36歳となり、さすがにシーズンフル稼働が難しくはなってきているが、そのテクニックとサッカーIQは全く錆びついていないと言っていい。むしろピッチの中では、年齢を感じさせないほど軽やかで魅力的なプレーを連発している。新加入の久保にとって、小柄かつ左利きという共通点を持つD・シルバは、強力なライバルであると同時に、これ以上ないお手本となることだろう。