横浜F・マリノス 最新ニュース
EAFF E-1サッカー選手権に臨むサッカー日本代表が13日に発表され、横浜F・マリノスに所属する宮市亮が選出された。高校卒業後にアーセナルに移籍し、欧州で苦しんだ男は、10年の時を経て日本代表に復帰している。名将アーセン・ベンゲルも認めた才能は、10年前と何が変わったのか。そして、狭き門となりつつあるカタールワールドカップ行きのチャンスは残されているのだろうか。(取材・文:元川悦子)
10年ぶりのサッカー日本代表復帰。19歳の時との違いは?
「10年前、19歳で日本代表に選ばれた時に、率直に『嬉しいな』という気持ちがあったんですけど、今回は『責任感』がすごい芽生えてきた。それが少年だった自分と30歳に近づいてきた自分の違いかなと感じます。
【今シーズンのJリーグはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴】
この10年間で自分自身、いろんな経験をしてきて、悔しいことの方が正直、多かったんですけど、今、こうしてマリノスのおかげで幸せにプレーできていますし、いろんな感情がありますけど、本当にそれを感情を今回の代表活動にぶつけたいと思っています」
19日からEAFF E-1サッカー選手権の戦いに突入する日本代表。合宿は今日17日からスタートするが、国内組のフレッシュな面々が揃う中、ひと際注目を集めているのが、ザックジャパン時代の2012年以来のメンバー入りとなった宮市亮(横浜)である。
本人も神妙な面持ちで語った通り、2011年1月に中京大中京高校からアーセナル入りし、オランダの名門・フェイエノールトでプロ生活をスタートさせてからというもの、彼は壮絶なキャリアを過ごしてきた。これほどまでに天国と地獄を味わった選手もそうそういないはずだ。
オランダで鮮烈な欧州デビューを飾った頃、宮市は「日本代表の看板スターになる逸材」と目されていた。タテへのスピードと切れ味鋭いドリブルで敵をキリキリ舞いさせる姿に見せられた人々も少なくないだろう。