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久保建英、数日中に移籍決定も。ソシエダが売却渋るレアル・マドリードを説得するための鍵とは?

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



プレシーズンツアーに参加せず移籍交渉へ

 レアル・マドリードに所属する日本代表MF久保建英は、今後数日でレアル・ソシエダへの移籍に向けた交渉が進展することになるかもしれない。スペイン『マルカ』や『カデナ・セール』など複数メディアが伝えている。



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 マジョルカへのレンタルを終えてマドリーに戻った久保は、2022/23シーズンに向けたプレシーズントレーニングに参加中。だが外国人枠などの事情もあってそのままマドリーに残ることはほぼ不可能な状況であり、新たな移籍先を探す必要に迫られている。

 レアル・ソシエダは以前からその久保の獲得に関心を示していると報じられ続けているクラブ。だが久保に対する将来的な期待を失っていないマドリー側があくまでレンタルでの移籍を希望するのに対し、ソシエダ側は完全移籍での獲得を望み、交渉はこれまで進んでいなかったようだ。

 それでも最終的には、レアル・ソシエダが久保の新天地となるのかもしれない。その鍵となりそうなのが「買い戻しオプション」の設定だ。久保のブレイクを信じ続けるマドリーにとっては、一旦は完全移籍で手放したとしても、事前に設定された一定額を支払えば来年以降に再び連れ戻すことができるという形の契約となる。レンタル先となる他のクラブが見つからず、いずれにしても久保をチームには置いておけない状況で、最終的にはその形でマドリーも納得することになるのではないかと予想されている。

 久保自身はレアル・ソシエダへの移籍を希望しており、すでに2027年までの5年契約に合意しているとも報じられている。年俸についても、マドリーに残った場合と同額という条件が用意されているという。移籍金については最大でも1000万ユーロ(約14億円)程度に抑えたいというのがソシエダの意向だとみられている。

 マドリーはプレシーズンの準備の一環としてアメリカツアーを予定しているが、チームに残留する見込みのない久保は遠征メンバーから外れることを希望しているようだ。その上で両クラブは移籍に向けた交渉を継続し、来週までには取引がまとまる可能性があると見込まれている。

【了】

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