水沼宏太(背番号:18)
【写真:Getty Images】
所属クラブ:横浜F・マリノス
生年月日:1990年2月22日(32歳)
2022リーグ戦成績:18試合出場/4得点6アシスト
日本代表成績:初招集
Jリーグ屈指のクロスマスターは、32歳にして日本代表初招集。父・水沼貴史氏とともに親子二代で代表選手となった。いきなり最高学年だが、年齢は気にせずアピールに燃えている。今季はゴール数が急増して6月にJ1月間MVPにも輝いたが、やはり最大の魅力は右足から繰り出される超高精度のクロスだ。FWはゴールに向かって走るだけで、足もとに水沼からの絶好のボールが届く。
橋本拳人(背番号:15)
【写真:Getty Images】
所属クラブ:ヴィッセル神戸
生年月日:1993年8月16日(28歳)
2022リーグ戦成績:8試合出場/1得点0アシスト
日本代表成績:13試合出場/1得点アシスト
カタールワールドカップアジア2次予選では重要戦力の1人として輝いていたが、移籍先のロシアで苦戦し、2021年7月以降は日本代表から遠ざかっていた。しかし、ウクライナ侵攻にともなう特例を使って今年3月に日本復帰を決断し、ヴィッセル神戸に復帰してからは本来の姿を取り戻しつつある。同7月にはロストフからの期限付き移籍期間を延長。対人の強さや思い切りのいい前線への飛び出しは健在なだけに、1年ぶりの日本代表でロシアでの成長を示したい。
野津田岳人(背番号:7)
【写真:Getty Images】
所属クラブ:サンフレッチェ広島
生年月日:1994年6月6日(28歳)
2022リーグ戦成績:17試合出場/2得点4アシスト
日本代表成績:初招集
4度のレンタル移籍を経験し、昨季はJ2でプレーするなど苦しんでいたが、今季復帰したサンフレッチェ広島で覚醒した。今季から指揮を執るミヒャエル・スキッベ監督によりアンカーに配置されると、高精度の左足を生かしたゲームメイクが冴え渡り、セットプレーでも相手の脅威に。リオデジャネイロ五輪世代で将来を期待されていたレフティーは28歳で日本代表初招集となった。
脇坂泰斗(背番号:14)
【写真:Getty Images】
所属クラブ:川崎フロンターレ
生年月日:1995年6月11日(27歳)
2022リーグ戦成績:18試合出場/2得点5アシスト
日本代表成績:1試合出場/0得点0アシスト
主力として川崎フロンターレのJリーグ連覇に貢献した1人だが、日本代表として戦ったのは2021年3月の日韓戦のみとなっている。海外組の実力者がひしめく中盤でチャンスをつかむのに苦労してきた。一方、フロンターレで共に戦った田中碧や守田英正は日本代表の主力となって活躍している。今大会で彼らに劣らない実力があることを証明し、競争に割って入りたいところだ。
相馬勇紀(背番号:16)
【写真:Getty Images】
所属クラブ:名古屋グランパス
生年月日:1997年2月25日(25歳)
2022リーグ戦成績:21試合出場/1得点1アシスト
日本代表成績:3試合出場/0得点0アシスト
東京五輪でも活躍したウィンガーは2019年に行われた前回のE-1選手権で日本代表デビューを飾ったが、その後は一度も招集されていない。左サイドを縦にぶち抜く突破力と攻守に労を惜しまない献身性でJリーグでは高い評価を得ているが、日本代表でも最激戦区となっているポジションで競争を制するにはインパクトが足りないか。同じく東京五輪に出場した三笘薫がプレミアリーグへステップアップを遂げるなど大きな飛躍を遂げているだけに、きっかけがあれば大ブレイクしてもおかしくない。今大会は絶好のチャンスだ。
岩田智輝(背番号:6)
【写真:Getty Images】
所属クラブ:横浜F・マリノス
生年月日:1997年4月7日(25歳)
2022リーグ戦成績:19試合出場/0得点1アシスト
日本代表成績:2試合出場/0得点0アシスト
横浜F・マリノスではボランチで出場することが増え、今大会もMF/FWに区分けされている。本人も中盤でのプレーを評価されて日本代表に招集されたと理解しており、あくまでMFとして勝負していく心算でいる。センターバックやサイドバックも柔軟にこなすユーティリティ性は魅力で、U-21日本代表として東京五輪を目指し、2019年のコパ・アメリカでA代表デビューを飾った時は右サイドバックで起用されていた。だが、最近のJリーグで披露している中盤での圧倒的な対人の強さと空中戦、そしてゲームを組み立てる能力の伸長は著しく、遠藤航のような存在になれるポテンシャルを秘める。
森島司(背番号:8)
【写真:Getty Images】
所属クラブ:サンフレッチェ広島
生年月日:1997年4月25日(25歳)
2022リーグ戦成績:18試合出場/5得点1アシスト
日本代表成績:2試合出場/0得点1アシスト
U-21日本代表の頃から森保一監督のもとでプレーし、2019年にはE-1選手権でA代表デビューも果たした。しかし、2021年の東京五輪出場は逃し、日本代表招集もない。それでもサンフレッチェ広島では背番号10を託され、今季はすでにリーグ戦で5得点を挙げるなど攻撃の軸として貴重なゴールを連発している。自身2度目のE-1選手権にクラブでの好調を持ち込み、日本代表定着のきっかけを作りたい。
藤田譲瑠チマ(背番号:26)
【写真:Getty Images】
所属クラブ:横浜F・マリノス
生年月日:2002年2月16日(20歳)
2022リーグ戦成績:16試合出場/0得点1アシスト
日本代表成績:初招集
パリ五輪世代のU-21日本代表でキャプテンマークを託される、生粋のリーダーだ。20歳ながらJリーグではすでに3クラブを渡り歩き、横浜F・マリノスでも中盤に欠かせない戦力の1人に成長している。単独でボールを奪いきる力に長け、状況に応じたポジショニングや気の利いた配球でゲームを作る術も心得ている。年上の選手にも物怖じしないメンタルの強さがあれば、A代表でも問題なく居場所を見つけられるだろう。