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消えた逸材…。レアル・マドリードで神童と呼ばれた5人の今。欧州王者に輝いたストライカー、偉大なる父を持ったフランスの才能も

シリーズ:かつての逸材は今 text by 編集部 photo by Getty Images

アルベルト・ブエノ(アルヘシラス)

Alberto Bueno
【写真:Getty Images】


生年月日:1988年3月20日
在籍期間:2002年7月〜2009年7月(下部組織)
レアル・マドリード通算成績:6試合1得点0アシスト

 アルベルト・ブエノはレアル・マドリード下部組織やスペインの年代別代表でゴールを量産した期待のストライカーだった。だが、その得点力がマドリーのトップチームで発揮されることはなかった。

 13歳で加入したマドリー下部組織で順調にステップアップし、同年代だったフアン・マタとともに驚異的なペースで得点を重ね続けていた。2006年にはそのマタやジェラール・ピケなどとともにスペイン代表としてU-19欧州選手権優勝を飾り、大会得点王にも輝いている。
 
 20歳時にはマドリーのトップチームにデビューし、コパ・デル・レイ(国王杯)ではゴールも挙げた。だがクリスティアーノ・ロナウドやゴンサロ・イグアイン、カリム・ベンゼマらを擁するトップチームFW陣の中で居場所を見つけるのは、やはり簡単なことではない。翌年にはバジャドリードへの移籍を選んだ。
 
 2014/15シーズンにはラージョ・バジェカーノでリーガ17得点を挙げ、ついに才能が開花したかと思われたこともあった。だが翌年に移籍したポルトでは負傷もあってわずかな出場機会しか得られず、苦しい時期が続いていく。近年はギリシャでのプレーを経て、今年1月からはスペイン3部のアルヘシラスに所属している。

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